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プロジェクト管理を学べる「トム・デマルコ」シリーズ本まとめ

『ピープルウエア』、『デッドライン』など、開発プロジェクトはどうすれば成功するのかを書いたトム・デマルコの書籍は、IT エンジニアが読むべき本としてよくオススメされます。

このシリーズは、どれも非常にユーモラスで読みやすいながら、プロジェクトがどうあるべきかをしっかりと伝えてくれる素晴らしい本ばかりです。

この記事には、そんなトム・デマルコの書籍 5 冊をまとめます。

ピープルウエア 第3版

タイトルから想起される通り、開発プロジェクトにおける「人」の大切さを書いた本です。

アジャイル開発の文脈などでもよく言われることですが、開発プロジェクトの成否は、ちょっとした技術的な強さよりも、人間関係やコミュニケーション、体制といったものにかかっていると思います。

この記事で紹介する 5 冊はどれも名著ですが、この 1 冊はその中でも特に読んでもらいたい 1 冊です。

デッドライン

開発プロジェクトの 101 の法則をまとめた書籍です。

各法則が物語の中で紹介されており、ストーリーを読み進めながらプロジェクト管理の教訓を学べます。

プロジェクト管理の考え方について、この 1 冊でたくさんのヒントを得ることができます。

ゆとりの法則 - 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解

プロジェクトにおける「ゆとり」の重要性を説いた書籍です。

実際の開発プロジェクトでは、進捗を急ぐあまりにスケジュールは限界以上に詰め込まれ、ゆとりなど一切見えないことも少なくありません。

この本では、ゆとりがあるからこそプロジェクトが早く進むということを解説しています。

熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

リスク管理に関する非常に有名な書籍です。

リスク管理とはどんなもので、なぜすべきか、なぜすべきでないか、どのようにすべきか、がまとめられています。

プロジェクト管理の中でリスク管理という要素があると言われてもなかなかイメージをつけにくいですが、この 1 冊を読めばリスク管理について具体的に知ることができます。

アドレナリンジャンキー プロジェクトの現在と未来を映す86パターン

プロジェクトに見られる 86 の成功・失敗パターンを書いた本です。

各パターンは「アドレナリンジャンキー」、「機能のスープ」、「テンプレートゾンビ」と言った面白い名前でまとめられています。

これらはただ面白い名前というわけではなく、実際にプロジェクトで見かけた覚えがあるものになっており、プロジェクトの成功・失敗を表現する兆候として的を射たものばかりです。

おわりに

以上、『ピープルウエア』をはじめとするトム・デマルコのシリーズ本をまとめました。

どれも非常に読みやすいながら、ためになるものばかりです。

隙間時間に是非手に取ってみてください。