動作するきれいなコードを書くための手法として、テスト駆動開発 (TDD) が謳われることがあります。
この記事では、そんなテスト駆動開発を学ぶための書籍を紹介します。
テスト駆動開発
テスト駆動開発の考案者である Kent Beck 氏の原典を、日本におけるテスト駆動開発の第一人者である和田卓人氏が訳した書籍です。
テスト駆動開発の流れが 1 つ 1 つ丁寧に解説されており、実際にどのように考えて手を動かすのかを学べます。
xUnit をテスト駆動開発で実装するといった面白い題材も扱われており、非常に勉強になります。
テスト駆動開発を学ぶ際の 1 冊目としておすすめの書籍です。
実践テスト駆動開発
テスト駆動開発の実践的な解説書です。
より応用的なサンプルや、テストの難しい領域への対応について書かれています。
テストによる設計のブラッシュアップにも着目されており、テストコードでクラスの使い心地を試しながら設計を洗練させていく流れを味わうことができます。
先に紹介した『テスト駆動開発』を読んでからこちらに進むのがいいと思います。
おわりに
テスト駆動開発に関する有名な書籍は以上 2 冊になります。
この他にも、プログラミング言語などの解説の中でテスト駆動開発を実践している書籍もあります。
例えば Ruby の入門書である『プロを目指す人のためのRuby入門 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで』(通称、チェリー本) は、テスト駆動開発でサンプルコードを書きながら Ruby の基礎を学ぶことができます。
テスト駆動開発専門の書籍よりも簡単な例が多いので、こういった書籍からテスト駆動開発を学び始めるのもいいかもしれません。
また、テストを実施する上では、どのようにテストケースを設計するかも重要です。
テストケースの設計に関する入門書としては
あたりが定番で、こちらもおすすめです。