個人の記録として、2023 年 6 月に読んだ本をまとめます。
低レイヤ
コンピュータの構成と設計 MIPS Edition 第6版 下
Goならわかるシステムプログラミング 第2版
自作OSで学ぶマイクロカーネルの設計と実装
低レイヤの知識の拡充のため、3 冊ほど読みました。
『コンピュータの構成と設計』パタヘネはいつか読みたいと思っていたので読めて良かったです。 正直、アプリケーションエンジニアがすぐに役立てられる内容ではないですが、性能が重要なライブラリやミドルウェアを作ったりする場面では役立つかもしれません。
『Go ならわかるシステムプログラミング』は、システムプログラミングの入門としてとても良い本でした。
『自作OSで学ぶマイクロカーネルの設計と実装』は、マイクロカーネルについて全く知らなかったので勉強になりました。
システム開発
システムを作らせる技術 エンジニアではないあなたへ
人が増えても速くならない ~変化を抱擁せよ~
システム開発について非エンジニア向けに書かれた本を 2 冊ほど読みました。
『システムを作らせる技術』は、エンジニアが読んでも参考になる内容でした。 ただ、本来の想定読者がこの本を読んで実践できるかというと難しそうではありました。
『人が増えても速くならない』は非常におすすめしたくなる本でした。 「なんでたったこれだけのことにそんなに時間がかかるの?」などと質問されたときに説明したくなる内容が、とてもコンパクトにまとまっていて良かったです。
ビジネスモデル・個人開発
ビジネスモデル2.0図鑑
個人開発で稼ごう
個人開発で毎月1万円を稼ぐコツ
ビジネスモデルや個人開発についていくつか本を読んでみました。
ビジネスモデルなどは普段から考える機会があると何か思いついたりしやすくなる気がするので、たまにはこういった本を読むのも悪くないと思います。
プログラミング
プログラマー脳 ~優れたプログラマーになるための認知科学に基づくアプローチ
ロバストPython ―クリーンで保守しやすいコードを書く
プログラミングと関連して 2 冊ほど読みました。
『プログラマー脳』は、最近読んだ本の中で圧倒的に面白かったです。 最近は AI の発達により、「勉強したことがなくてもプログラミングできた」といった話を耳にすることもありますが、この本を読むとやはり勉強したほうがあったほうが有利だなと思ったりしました。 普段からプログラミングに関わっている人には、是非とも読んでみてほしいです。
『ロバストPython』は、前半の型をしっかり使うための解説がとても良かったです。 Python を自分なりに書ける段階からのステップアップにとてもおすすめです。
設計
エンジニアなら知っておきたい システム設計とドキュメント
システム設計に関して 1 冊読みました。 システム設計について雰囲気を知りたい方には良さそうだと思いました。
大規模言語モデル
大規模言語モデルは新たな知能か――ChatGPTが変えた世界
大規模言語モデル関連で話題になっていた『大規模言語モデルは新たな知能か』を読みました。
100 ページ程度というコンパクトな本ですが、大規模言語モデルに関してまず知りたい要素をおさえるのに良かったです。
大規模言語モデル関係は最近かなり興味があるので、今後もいろいろ本を読んだりしていくつもりです。
おわりに
以上、今月は 12 冊の本を読みました。
他には TCP/IP プロトコルスタックの自作に挑戦することもでき、個人的に勉強時間をある程度とれた月でした。
来月は少し忙しくなりそうですが、引き続き本を読む時間をとったりしていきたいです。