個人の記録として、2022 年 9 月に読んだ本をまとめます。
低レイヤ
ディジタル回路設計とコンピュータアーキテクチャ 第2版
私はどのようにしてLinuxカーネルを学んだか Device Tree編
低レイヤの学習の続きとして、2 冊読みました。
『ディジタル回路設計とコンピュータアーキテクチャ』はしばらく積読していたのですが、不足していた知識を補ったり、自分がよく理解していない分野を明確にすることができ、とても勉強になりました。
『私はどのようにしてLinuxカーネルを学んだか Device Tree編』は、興味があったデバイスドライバについて、入門的な知識を分かりやすく学ぶことができました。
2 冊とも、これらの分野に興味がある方にはとてもおすすめです。
雑誌
WEB+DB PRESS Vol.130
WEB+DB PRESS を読みました。
特にデータモデリングについてが、話題になっていた通りよかったです。
また、OPA (Open Policy Agent) について、概要しか知らなかったので基礎知識を得られて良かったです。
デザイン
なるほどデザイン
いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門[第2版]
仕事で UI デザインをする機会があったので、デザイン関係の書籍をいくつか読んでみました。
参考になった点は色々ありつつも、UI デザインについては、自分は書籍で知識をつけたりするよりも、練習してみるのが良い段階だなと感じました。
Kindle Unlimited
インフラエンジニア入門
midjourneyの教科書
少し時間があったときに、Kindle Unlimited で 2 冊ほどちょっとした本を読みました。
こういった本はちょっとした時間にちょっとしたことを知るにはちょうど良いと思います。
Rust
手を動かして考えればよくわかる 高効率言語 Rust 書きかた・作りかた
The Rust Programming Language 日本語版
今月は、ずっと入門したいと思っていた Rust についに入門しました。
『手を動かして考えればよくわかる 高効率言語 Rust 書きかた・作りかた』は、タイトル通り、ちょっとしたコードを書きながら Rust を学んでいく本でした。
『The Rust Programming Language』はほぼ公式の入門用オンラインブックですが、非常に読みやすく、所有権・ライフタイムなどを含む Rust のポイントをしっかり学べるものでした。
もし Rust の入門に何がおすすめかと聞かれたら、『The Rust Programming Language』をおすすめします。
設計
現場で役立つシステム設計の原則
『現場で役立つシステム設計の原則』を読みました。
5 年前の発売当初にも読んでいたのですが、改めて読むとやはり名著でした。
この本の内容はかなり DDD (ドメイン駆動設計) に通じるものですが、解説する中で DDD という単語を出さないのが個人的にすごく良い構成だと思いました。 (DDD という単語を使うと、それだけで様々な誤解が生まれることが多いので)
アプリケーション設計の入門第一歩におすすめの本を聞かれたら、まずこの本を答えます。
おわりに
以上、今月は 10 冊の本を読みました。
デジタル回路やデバイスドライバなどの低レイヤの知識をつけつつ、Rust に入門できたのが良かったです。
今は Rust で『低レイヤを知りたい人のためのCコンパイラ作成入門』に挑戦中なので、来月は C コンパイラをある程度完成させたいです。
また、組み込み OS も (こちらは C 言語で) 実装したいと思っています。