RDB の設計はシステム開発で非常に重要なポイントですが、非常に奥が深く、勉強するのはなかなか簡単ではありません。
この記事では、そんな RDB の設計について基本を学ぶための、入門第一歩としてオススメの書籍を紹介していきます。
達人に学ぶDB設計 徹底指南書
DB 設計の入門書として定番の書籍です。
RDB の設計について、論理設計・物理設計、正規化やインデックスといった基本を、この 1 冊で一通りおさえることができます。
論理設計のバッドノウハウなどもまとめられており、実戦でも有効活用しやすく、非常にオススメの書籍です。
姉妹本の『達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ』もとてもオススメです。
楽々ERDレッスン
レッスン形式で RDB の設計を学ぶ書籍です。
正規化などの DB 設計の基礎知識を解説したあと、様々な例題で設計を練習していく内容になっています。
『達人に学ぶDB設計 徹底指南書』よりもより入門向けになっています。
「いざ DB 設計に取り組もうとしても何から考えたらいいのか分からない」といった方にオススメです。
SQLアンチパターン
SQL のアンチパターンをまとめた書籍です。
内容は SQL に限らず、DB 設計のアンチパターンについても解説されています。
パターンとしてまとまっている書籍なので、1 つ 1 つの方法論が非常に具体的であり、実務で役立てやすいです。
ある程度 DB を使ったり設計したりした経験がある方に非常にオススメです。
理論から学ぶデータベース実践入門 ―― リレーショナルモデルによる効率的なSQL
RDB について理論から解説した書籍です。
リレーショナルモデルの概要から、SQL や RDB との関連性などが分かりやすく解説されています。
ここまで紹介した書籍よりも少し難易度は高いです。
履歴やグラフ形式のデータの扱い、データベースのリファクタリングなど、少し発展的なトピックも豊富に扱われており、非常にオススメです。
おわりに
以上、RDB の設計に関するオススメの入門書を紹介しました。
DB 設計はなかなか勉強しにくい分野ですが、まずはこの辺りの書籍の内容からしっかり身につけていけるといいと思います。
RDB の設計を学ぶ際は、情報処理技術者試験の 1 つである「データベーススペシャリスト試験」の合格を目指すのもオススメです。
また、SQL に関するオススメ書籍は こちら の記事にまとめているので、是非そちらもご覧ください。