PHP の入門書・解説書は非常にたくさんありますが、他の言語の経験者や、プログラミングに慣れてきたくらいの方に向けた書籍は多くはありません。
この記事では、そんな非初心者向けの PHP 解説書を紹介します。
独習PHP 第4版
PHP の入門用解説書です。
2021 年 6 月に第 4 版が出たばかりで、PHP 8 にも対応しています。
600 ページと少し分厚いですが、この 1 冊で PHP の基礎知識をしっかり学ぶことができます。
2021 年 8 月現在、他の言語経験者が PHP の入門書を 1 冊だけ買うなら、この本がおすすめです。
プログラミングPHP 第3版
オライリーの PHP の解説書です。
PHP を基本から解説しており、ガベージコレクションについてや、Web ページではなく画像を生成する方法についてなど、『独習PHP』よりもう一歩踏み込んだ内容も書かれています。
2014 年発売のため少し古い情報もありますが、参考になります。
パーフェクトPHP
「パーフェクトシリーズ」の PHP の解説書です。
2010 年発売の書籍ではありますが、PHP の基本からセキュリティなど含め幅広く解説されており、PHP をしっかり学ぶ際におすすめできます。
特筆すべきは、フレームワークの “作り方” が解説されている点です。
非常に簡易的なものではありますが、フレームワークの仕組みが全くイメージがつかないという方は、読んでみると勉強になると思います。
他の言語ですが、フレームワークの “作り方” のイメージをつける上では、『メタプログラミングRuby 第2版』も参考になります。
その他の書籍
その他、私は未読ですが、『レベルアップPHP ~言語を理解して中級者へ~』という本もかなり好評なようです。
タイトル通り入門向けではないようなので、『独習PHP 第4版』などで基本を学んだあと、この本に手を出してみるといいのではないでしょうか。