最近は Bubble などのノーコードツールについて耳にする頻度が増えました。
実用性も高まっているとのことで、かなり評判が良くなっているように感じます。
そんなノーコード・ローコードツールについて、2021 年 3 月に 2 冊の書籍が発売されたので、紹介していきます。
基礎から学ぶ ノーコード開発
ノーコードの基礎知識から、実際のツールの使い方まで書かれている書籍です。
ノーコードツールの種類や分布がまとめられており、どんなツールがあるのかを見てみるだけでも面白いです。
ツールの使い方としては Glide、Adalo、Bubble の 3 つが解説されています。
ツールの使用例は画面キャプチャが豊富でとても分かりやすく、見ていると「ノーコード面白そう、何か作ってみたい」と思えます。
超高速開発の本命 ローコード/ノーコード最前線
ローコード・ノーコードツールや RPA の事例、Kintone の使用例などが書かれた書籍です。
『基礎から学ぶ ノーコード開発』と比べると、業務システム寄りの話が多く、紹介されている事例も日系大企業のものが多いです。
日系大企業での RPA 活用成功の事例集として読んでみるのがいいかもしれません。
おわりに
ノーコードでできることは日々増えており、現状でもかなりのアプリケーションが作れてしまうようです。
とはいえコードを書く場合と比べたデメリットももちろんあり、『基礎から学ぶ ノーコード開発』によれば、ある程度経験がないと気づきにくい制約があったりするとのことです。
このデメリットは最近発展の著しいサーバレス・コンピューティングで言われるデメリットと近いところもあり、今後に期待できる分野らしいものなのかもしれません。
個人的にはプラットフォーム間での移行性が低いというデメリットも気になるところで、例えばプラットフォーム間の互換性を定める仕様が登場したりしたら面白いなと妄想しました。