LPIC 201 試験では、Linux カーネルのビルドやファイルシステムについてなど、カーネル周辺の知識が求められます。
そんな 201 試験の勉強をする上でおすすめの本を紹介していきます。
前提知識を得るためのおすすめ本
LPIC 201 試験の教科書のような本を最初に手にとると、カーネルのビルドなどのイメージはかなりつきにくいと思います。
そこで、事前に以下の 2 冊を読んでおくのがおすすめです。
[試して理解]Linuxのしくみ ~実験と図解で学ぶOSとハードウェアの基礎知識
プロセススケジューラ、メモリ管理、ファイルシステムといった、Linux の重要な仕組みが解説されています。
コマンドの実行例も豊富なため、自分で手を動かしながらしっかり理解できるようになっています。
ふつうのLinuxプログラミング 第2版 Linuxの仕組みから学べるgccプログラミングの王道
C 言語でのプログラムとともに、システムコールやライブラリ関数を解説しながら Linux の仕組みを学べる書籍です。
ファイルシステム・プロセス・ストリームという 3 つの重要概念に注目してまとめられています。
教科書
ここまでの 2 冊を読んでから試験対策の教科書に進むことで、単なる暗記ではなく、しっかり意味を理解して学べるようになります。
Linux教科書 LPICレベル2 Version4.5対応
LPIC の教科書として定番の通称「あずき本」がこちらです。
LPIC の受験の際に確実におすすめされる本です。
問題集
問題集は 2 種類発売されています。
(合本)徹底攻略 LPIC Level2 問題集 [Version 4.5]差分+[Version 4.0]対応 徹底攻略シリーズ
LPIC Level2 の問題集で、通称「黒本」です。
Version 4.0 に対応している一冊と、Version 4.5 との差分だけの薄い本になります。
Linux教科書 LPICレベル2 スピードマスター問題集 Version4.5対応
こちらも LPIC Level2 の問題集です。
試験勉強としては、問題をある程度の量解くのも有効なので、先に紹介した「黒本」とこの本を両方購入してもいいと思います。
おわりに
以上、LPIC 201 対策でおすすめの本を紹介しました。
202 対策のおすすめ本も こちら の記事で紹介しているので、参照ください。