最近はプログラミング学習サービスも増え、プログラミングの入門を学ぶ方がとても増えました。
そんな中、プログラミングの入門後に学んでおきたいテーマとして「Linux」が挙げられます。
この記事では、Linux の入門第一歩としてオススメの勉強法と書籍をまとめます。
Step 1. とにかくまずはさわってみる
プログラミングを学ぶ際は、理屈も勉強しますが、よく分からないままになんとかコードを書いてみたりすることが多いでしょう。
Linux を学ぶ際も、とにかくまずはさわってみるのがオススメです。
まずは Web 上で色々調べながら、
- Linux 上で簡単なプログラムを書いて実行してみる
- Nginx などのミドルウェアをインストールして Web サーバとして動かす
といった使い方に挑戦してみるといいのではないでしょうか。
どんな環境を使うか
Linux を初めてさわる際の環境としては、以下の 3 つが定番でしょう。
- PC に仮想マシンとして Linux をインストールする
- AWS の EC2 や GCP の GCE など、クラウドのサーバを利用する
- ラズベリーパイを用意する
どの方法でも全然いいと思うので、自分の好きな環境を選びましょう。
後述する書籍にも Linux の環境を用意する方法が書かれているので、その解説に従って準備するのもいいと思います。
ちなみに、ラズベリーパイを使う際は、以下のようなスターターキットを購入するのがオススメです。
※ ディスプレイやキーボード、マウスなどを接続して使う場合は、別途用意する必要があります
Step 2. Linux の基礎を体系的に学ぶ
Web 上の情報などでなんとなく Linux をさわり始めたら、書籍で体系的に学ぶのがオススメです。
Linux の入門書は非常にたくさんありますが、個人的には『新しいLinuxの教科書』がオススメです。
入門として知っておきたい内容がしっかりまとめられており、シェルスクリプトなど、ちょっとした自動化に役立つ知識も得ることができます。
この本の内容は、一度読んだだけで全て理解するのは難しいかもしれません。
そういった場合は、一度次のステップに進んでから、また戻ってくるのがオススメです。
Step 3. AWS で Linux サーバの環境構築に挑戦
なんとなく Linux のイメージがついてきたら、AWS 上に Linux サーバを立ててみると非常に勉強になります。
AWS でサーバの環境構築を実施するハンズオンとしては、『Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂3版』という書籍が非常にオススメです。
この本の通りの内容を実施するだけで、ネットワークや Linux で最初に理解しておきたい内容がおさえられます。
この本の内容をスラスラ実施でき、何をしているか説明できれば、環境構築の基本が分かってきたと言えるのではないでしょうか。
ちなみに、AWS の勉強法については以下の記事にもまとめているので、興味があれば参照ください。
Step 4. 資格取得を目指す
さらに体系的に学んでいく上では、資格の取得もオススメです。
Linux の資格としては LPIC と LinuC の 2 つが定番です。
どちらもほぼ同じ内容なので、どちらを受けても問題ないです。
LinuC はまだ登場したばかりで知名度が低いので、とりあえず LPIC を受けておけば外さないと思います。
LPIC、LinuC の教科書としては、以下の本が定番です。
LPIC・LinuC はレベル 1・2・3 とありますが、レベル 1 を知っているだけでも、アプリケーションエンジニアの場合は結構 Linux に詳しいという評価になります。
他のアプリケーションエンジニアとの差別化にもなるので、非常にオススメです。