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FIRE (経済的自由、早期退職) ムーブメントに関する日本語書籍 3 冊の紹介

最近、様々なメディアで FIRE (Financial Independence, Retire Early) という単語を目にする機会が増えました。

FIRE ムーブメントについて Wikipedia から引用すると、以下のような説明がなされています。

FIRE ( Financial Independence, Retire Early ) ムーブメントは、 経済的独立と早期退職を目標とするライフスタイルを啓蒙するムーブメントである。

この FIRE ムーブメントについて理解すべく、Amazon で見つけられた 3 冊の日本語書籍を読んだので、順に紹介していきます。

FIRE 最速で経済的自立を実現する方法

2019 年 12 月に出版された、日本語で初の FIRE に関する書籍です。

著者は預金残高 2.26 ドルでしかも失業中という状態から、たった 5 年でミリオネアとなっています。

書籍の前半では、経済的自由を達成するために必要な目標金額を設定するための考え方が詳しく解説されています。

後半では、お金の稼ぎ方や増やし方について、

  • 副業を中心とした事業所得
  • 株式・債権への投資
  • 不動産投資

と幅広く解説されています。

様々な方法について解説している分、500 ページ余りという分量になっているので、上記のお金の稼ぎ方や増やし方について幅広くしっかりと学びたいという方におすすめです。

FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド

2020 年 3 月に出版された、日本語で 2 冊目の FIRE に関する書籍です。

著者は 31 歳で早期リタイアを達成し、その後夫婦で世界中を旅行しているそうです。

52 ~ 78 % の貯蓄率を継続し、それをインデックス投資に回すことによって FIRE を達成されています。

書籍の中では、

  • リタイアまでの年数に影響するのは貯蓄率であって年収は無関係なこと
  • リーマンショックの実体験の伴う、暴落の乗り切り方

など、他の 2 冊では見られない内容も多く書かれています。

また、「4 % ルール」・「現金クッション」・「利回りシールド」など、FIRE を達成する上で重要な概念について、非常に分かりやすく解説されています。

「FIRE の基本的な考え方を学びたい」という方に是非とも読んでいただきたいオススメの一冊です。

本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法

2020 年 7 月に出版された、日本語で 3 冊目の FIRE に関する書籍です。

上の 2 冊がアメリカ・カナダでの事例であるのに対し、こちらの書籍は日本での事例になります。

著者は「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」というブログを運営している方になります。

とにかく支出を減らし、それを米国株に投資し続けることで FIRE を達成されています。

日本での早期リタイアは非常にめずらしいため、Twitter などでも非常に話題になっていました。

書籍の中では、つみたて NISA・一般 NISA・イデコなど、日本の制度の利用についても書かれています。

おわりに

当たり前のことではありますが、経済的自由を達成するには、「収入」・「支出」・「投資」の 3 つをうまくやりくりすることになります。

この記事で紹介した 3 冊の書籍のいずれも

  • 平均以上に高い収入
  • 異常なまでに低い支出
  • 米国株を中心とした投資による複利効果

によって FIRE を達成されています。

特に支出と投資については、世間で常識とされているような貯蓄・投資とは大きく異なる考え方が適用されています。

FIRE というと 30 代でリタイアという事例が多いですが、考え方としては何歳であっても適用できるものです。

学ぶのが早いほど効果が大きいものなので、是非この機会に一冊読んでみてはいかがでしょうか。

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米国株投資の書籍について別記事「米国株投資の入門書 3 冊の紹介」にまとめたので、興味がある方はそちらも参照ください。